ホテルを取り巻く不確実性

ホテル・旅館の経営・運営は、常に多くの不確実性に囲まれていることと思います。コラム1で記載した、所有-経営-運営の適切な機能的独立性を確保する必要性については、この不確実性と大きく関係します。すなわち、不確実性の高いマーケット環境にあって、これらの3要素が1体であれば、不確実性下で人間は感情に左右されやすくなるといわれています。認知コストもかかる新たなリニューアル計画などを先延ばしにし、「現状維持バイアス」に苛まれないよう意識する必要があるのではないでしょうか。

こうした観点から、コンフリクト関係にある3要素が機能的に適切に独立しておれば、そのような問題の多くがコンフリクト間のコミュニケーションにて解決されていくケースも多いように思います。

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