JHAが鑑定評価を行う際の考え方と留意点

【シティホテル】

各部門の運営状況について、個別収益性、最適運営がなされているか、また部門間における相互関連性について留意のうえ、部門個別の運営プロセスを調査・確認いたします。

◆宿泊部門
客室・顧客経験に関する現地覆面調査を実施し、ホテルコンセプトと現状顧客層とのギャップ、顧客満足度に関する水準調査を行い、現状の客室部門の収益性を調査いたします(※1)。運営施策としては、競合調査を含め、販売 プランの内容、プランの質・幅に留意のうえ、現状収支の分析を行います。
◆宴会部門
営業・運営体制の内容、業務プロセス、販売促進活動に関する費用対効果について検討したうえで、将来収支プロジェクションを分析いたします。
◆レストラン部門
レストランカテゴリーの内容、今後のカテゴリー変化の必要性に留意のうえ、要員体制、他部門との収益関連性、ホテル内でのレストラン部門の位置づけ、地域との密着度に留意いたします。

個別部門については、経営者様の今後の戦略とその実現可能性、客観的視点で見た今後のあるべき予算値を検討し、キーポイントとなる変数(バリュードライバー)についてのシミュレーションを実施。ホテル価値に与える影響の大きさを検討します(感度分析)。また、上記分析の中で、現状ホテルオペレーターの運営力、ブランド力などを所与としたうえで、与えられるマーケット環境のもと(競合脅威、需要者変化などを考慮)で期待されるシナリオの中、中立的・客観的に実現することが予想される収支に基づき、対象ホテルの適切な価値を査定いたします。

(※1)ギャップの有無は、今後必要なイノベーション、リニューアルなどの検討のベースにもなります。

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